赤ちゃんが寝てくれない… 各種ネントレを試して感じたメリット・デメリット
こんにちは。
最近どーも細かい文字がよく見えない。夕方とか夜はほんとムリ。やっと気づきました、これってスマホ老眼じゃないですか!!!もっと目をいたわらなくては…と言いつつブログ😅
さて、赤ちゃんの寝かしつけが子育てで一番苦手でして、ウチは子供3人ともネントレをしました。
ネントレとはなんぞや?
我が家は第一子が「ザ・寝ない子」だったので、寝かせるためにいろいろな方法を試し尽くしました。生後3週間でコリックが始まってから赤ちゃんのネンネの本を英語も日本語もかたっぱしから読みました。そんな時出会ったのが、「ネンネトレーニング」という考え方です。
赤ちゃんは誰かに助けてもらわないとうまく寝られないが、練習すれば徐々に自分で寝られるようになるという考え方です。(ここではネンネトレーニングを「自分で眠りにつける力を育てるトレーニング」と考えます)
そのネンネトレーニングにもいくつかやり方の種類がありますが、大きく3つに分けられます。
① 泣かせるネントレ
② 泣かせるけど時々チェックするネントレ
③ 泣かせないネントレ
それぞれのやり方と、全て試してみて感じたメリットとデメリットをご紹介します。
泣かせるネントレ
(英語:cry it out, extinction)
やり方: 赤ちゃんをベッドに置き、「おやすみ」と立ち去る。30分ほどモニターなどで見守る。タイムリミットまでずっと泣いてしまって眠れなかったらしばらく抱っこして落ち着かせてまたトライするか、時間をおいて後日トライ。
メリット
① 1番効果が出るのが早い
② ルールがシンプルなので悩まない
③ いつでもできる(上の子たちの世話なども並行してできる)
デメリット
① 良心の呵責
② 泣いて汗をかいてしまう
③ うるさい(ご近所問題など)
泣かせるが時々チェックするネントレ
(英語:Check and console, Ferber method, graduated extinction, interval method, sleep wave, controlled crying)
やり方: 赤ちゃんをベッドに寝かせ「おやすみ」と言って立ち去り、モニターなどで見守りながら3分計る。3分経ってまだ泣いていたらベッドに行き、1分間抱っこせずに静かなトーンで「大丈夫だよ」と声をかけ、トントン、なでるなどして落ち着かせる。1分経ったら立ち去り5分計る。5分経ってまだ泣いていたら1分間そばに行く。以下同じ繰り返しを7分後、10分後、15分後に行う。30分〜1時間自分で寝るまで行う。(時間設定はいろいろあります)もし自分で泣き止んで寝そうだったら、そばに行くのをやめてしばらく様子を見ると成功しやすい。
メリット
① 時々そばに行くので様子が見られる
② 時々そばに行くので良心の呵責が少ない
③ 比較的効果が出るのが早い
デメリット
① タイマーをいちいちセットするのが大変
② 落ち着かせた後立ち去るときに赤ちゃんが「また行っちゃうの?」という感じで悲劇的に泣くので後ろ髪引かれる
③ 泣き方を観察してそばに行く時間を調節しなければいけないので迷いが生じる
泣かせないネントレ
(英語:fading)
やり方:いつものやり方で寝かしつけるが、完全に寝る直前にベッドに下ろす。泣いたらまた同じ行為をやり直し。それで寝付けるようになったら更にもう少し寝る手前でベッドに置く。同じことを繰り返し、最終的には完全に起きている状態でベッドに置き自分で寝つけるようにする。
メリット
① 泣いた時に抱っこできるので良心の呵責が少ない(下ろした時に「なんで!?」と怒ったように泣かれることが多々あります)
② 泣きが少ないので騒音を気にしなくていい
③ 始める月齢を気にしなくていい (このメソッドはいつでも始められますが、他の2つは6ヶ月からと勧めているところが多いです)
デメリット
① とてつもなく時間がかかる (わたしは途中であきらめましたがおそらく1ヶ月くらいは…)
② 風邪や歯ぐずりなどで後戻りしやすい
③ 時と場合によってうまくいく日もいかない日もあるので、どのくらいでベッドに下ろせばいいのか迷いが生じやすい。
ネントレの総評
メリット
① うまくいけば寝かしつけの精神的身体的しがらみから解放される
② 赤ちゃんもお母さんも睡眠時間が増える(研究あり)
③ 浅い眠りで夜中に起きてしまっても自分でまた寝つけるので長く眠れるようになる(1時間おきに起きていた娘は12時間起きなくなりました)
デメリット
① ネントレ中の精神的負担(いつもと違うことをすると赤ちゃんは抵抗するので、我慢比べです)
② 風邪をひいたり環境が変わったりするとやり直しが必要なことも
③ やり方やネントレ自体に迷いが生じることは多い
私のオススメ
断然、泣かせるネントレです。
効果が即効で現れます。
泣かせるネントレは反対する人も多いので辛いところですが、我が子を観察するとこれがベストでした。
1日目は30分泣くので辛いけど、2日目にはもう目に見えて違いが現れ、1週間しないうちに(たいてい3日で)自分で眠れるようになります。
その後も基本的に同じ寝かしつけ(というか寝かしつけなし)を繰り返すので、毎日ネントレしているようなものでどんどん寝るのがうまくなります。
上述のように、他のネントレ方法だと赤ちゃんが混乱して不安が増えているように見えました。赤ちゃんは時間の間隔がわからないので、「3分くらい経てばまたお母さんは来てくれるから大丈夫」とは考えないんだろうと思います。赤ちゃんだってちゃんと感じているので、「今日はいつもより早めにベッドに降ろされたけど全然気づかないや、寝ちゃおー」とはならないです。うちの子たちだけかもしれないので、試してみる価値はあるでしょう。
泣かせるネントレをする前に、睡眠の環境が整っているか確認しましょう。
お腹が空いていないか、気温や着ているものは適切か、光に敏感な赤ちゃんだったら遮光を、音に敏感な赤ちゃんだったらホワイトノイズを、昼寝スケジュールが適切か、朝に日光を浴びているか、などです。
睡眠の環境が整ったら、ネントレをしてみて、赤ちゃんの反応を見てみてください。
一つのネントレを始めたら、1週間は続けるのがおすすめです。
ちなみに研究では、どの方法のネントレでも総睡眠時間が増えたという結果になっています。やはり自分の力で寝つけない子は睡眠時間が少なくなりがちです。
泣かせるネントレをして赤ちゃんは精神的にダメージをうけないのかという研究でも、成長後の精神状態を比べると心理的影響はないだろうという結果になっています。
眠れなくてつらい時ってネントレのことを考える気力もないかもしれません。わたしもそうでした。とにかく夜中起きまくる赤ちゃんを一刻も早くまた寝せるためにおっぱいを口につっこむ日々…。でもそこをふんばってネントレしましょう!人生変わります。赤ちゃんもママももっと眠れるともっと笑顔が増えますよ!
…つづく
最後までお読みいただきありがとうございました。