ボタン電池は子供の最大の敵
こんにちは。ここんとこ夜中子どもたちに7回くらい起こされゾンビのようになっていました… 歯ぐずり中の赤子が一番よく寝るってどゆこと😤
さて、小児科医が目の仇にしているものがあるとすれば、ボタン電池は筆頭に上がるでしょう。ボタン電池を見るたびに、それを手にする子供の運命が脳裏によみがえり身震いする思いです。
ボタン電池+鼻につっこむと…
小さい子って穴という穴に何か突っ込みます。コンセントしかり、鼻の穴、耳の穴、口、鍵穴…
ボタン電池を鼻に突っ込むとどうなるか?2時間もしないうちに
鼻が溶けるんです!ヒィーーーーーーッ😱
右の鼻の穴と左の鼻の穴の間にある壁が溶けて穴が開きます。
鼻に入れたっぽかったらすぐに救急へ。
ボタン電池+口に入れると…
もうみなさんお分かりですね。ボタン電池を飲み込んでしまうと…
食道が溶けるんです!ヒィーーーーーーッ😱
こちらも2時間で(早ければ30分で)食道に穴が開きます。食道の中はバイキンだらけ。それが体の中に入ると命にかかわります。大量出血になることも…。助かって回復したとしても食道が狭くなってしまったり、口から食べられなくなってしまったり…😭
もちろん胃が溶けることもありますし、腸が溶けることもあります。どこにあったとしてもすぐに取り出すことが重要です。
ボタン電池を食べてしまったらすること
万が一ボタン電池を飲み込んでしまったらできることがあります。
救急に一刻も早く連れて行くことと、
ハチミツを飲ませることです。食道の潰瘍の予防になる可能性があります。
ボタン電池を誤飲してしまった可能性がある時は、ハチミツ10ml(小さじ2)を10分おきに飲ませる
*1歳以上の子供のみ!(赤ちゃんはハチミツ厳禁)
*ハチミツを買いに走るくらいなら救急へ!
ボタン電池は絶対に子供の手の届かないところへ
上の子たちにも言い聞かせておきましょう。ダメ。ゼッタイ。
最後までお読みいただきありがとうございました。