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怖がりな子を育てる時にするべきこと、してはいけないこと

 

我が家の息子は超怖がり

息子は赤ちゃんの時から感覚が過敏で、いろんな刺激で大泣きする子でした。

 

まず聴覚が過敏でした。サイレンなど大きな音がするとすぐに起きてしまい大泣き。風で家がガタッと音を立てるだけで、ビクッと大きく反応します。

空に響く飛行機の音や、ガヤガヤしたレストラン、音が良く響くホールなどが特に苦手で、火がついたように泣き、何をしても収まりません。

みんながレストランで食事をしているのに泣き止まず、外で1時間以上ひたすらベビーカーを押して歩き回って待っていたこともありました…

 

嗅覚も過敏でした。ある日料理をしていると突然泣き出すので何かと思いきや、煙の匂いに危険を察知して泣いていたのです。煙の匂いが完全にしなくなるまで、死の危険を感じているのかと思う勢いで泣き続けるので、屋外に行っておさまるのを待ったりしていました。

 

分離不安も強烈でした。3歳までわたしは一人でトイレに行ったことがありません。わたしと片時も離れず息子がついてきていました。視界に入らない場所に私が行くと泣きます。公園で滑り台の向こうにいて見えないとかもダメ。

初めて1人でトイレに行けたのは妹が生まれて少し大きくなったころ。二人でリビングで遊んで待っていたくれたときは便器でガッツポーズしました!!

プレスクール(保育園)も5歳で卒園するまで毎日別れ際は泣きそうでした。私がいなくなれば平気なんですがね〜😅

 

読み聞かせも苦労しました。少しでも怖い場面が出てくると怖くて読めません。おばけや怪獣が出てくる話はもってのほかです。

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↑この絵本の人の目がこわくて読むたびに泣き出す。3歳まで読めませんでした。

 

悪い人」にも敏感で、「詐欺に注意!」みたいなポスターに書いてある悪者のイラストなどをいち早く発見し、「お母さん、あれなあに」と聞いていつまでも心配そうに見つめていました。

4歳の時ドライブ中に突然、「お母さん… 悪い人っているの」と深刻なおももちで聞いてきたこともありました。嘘をつくのも嫌いなので「時々いるかもね」と言いましたが…

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↑こういうの

テレビの中も怖いものいっぱい。まずBGMが不穏な音楽だとすぐに消さないといけません。次に効果音。突然の大きな音が苦手でした。

悪者や怪獣やおばけはもちろんNG。アンパンマンが新しい顔に替えてもらうのだって恐怖。子供用の昔話のビデオなんて見せられたもんじゃありません。

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↑6歳の今でもムリ

怖がりな子を育てる上で気をつけていること

親の価値観は幼児に多大な影響を与えます。生後9ヶ月ころから赤ちゃんはお母さんの反応を逐一見ています。知らない人がいたらお母さんの顔をチェック、知らない場所に来たらお母さんの顔をチェック、という感じです。安全な状況かどうかお母さんの顔を見て判断しています。

その後子供は自立心が芽生える時期が何度かやって来ますが、大人になっても親の価値観というものは子供に影響を与えますよね。

 

子供が何か新しいものに出会ったとき、必ずこっちを振り向いて親の表情をチェックする時があります。その時すかさず!

にっこり😁 、笑顔で返してあげましょう(わざとらしくてもオーケー!)

「大丈夫だよ」の気持ちを伝えます。

それで少しでも安心して動き始めたらしめたもん。

逆に「この子大丈夫かな」と心配そうな顔をしているのをうっかり見られてしまったら失敗です。すぐに子供は親の気持ちを察知して恐怖を感じてしまいます。

 

もし子供が怖がっていても平常心で対応するのが一番です。

息子が大泣きすると正直うろたえたり絶望的に感じたり将来が心配になったりしましたが、極力顔には出さずに「あらこわいの」という感じでそっとその場を離れます。

この時何か強い反応を見せてしまうと子供の脳内でドーパミンという化学物質が出てしまい、強く記憶に残ってしまいます。すると同じことが繰り返されやすくなります。さらーっと流すのが一番です。

つまり、大騒ぎしたり、「怖くないよ、我慢しなさい!」と無理強いしたり、「こんなのが怖くてどうするの!」と否定したり、「泣くのをやめなさい!」と怒ったり、「あーこわかったねー!」と大げさに慰めるのはすべて逆効果だと思います。

泣いてる子供をそっと包み込む安心感は大事ですが、大きな反応をしないようにして、泣き止んだらもうなかったことにしてください。

あとから「怖かったねー」と思い出させるのも記憶を強化してしまいます。(子供がもう克服していることを笑いながら思い出すのはOKですよ)

 

だんだん子供がどんな場面で怖がるかパターンがわかってきたら、

前もってできることもあります

初めてのところに行くとき、初めての人に会うとき、歯医者さんに行くとき、前もって何が起きるかだいたい話しておくだけでかなり恐怖心を減らせます。

いろいろな場面を想定して「もしかしたらこうなるかもしれないけど、こうこうこうなっても大丈夫だからね」と話しておくのがうちの子にはたいへん効果的でした。

できるならやり直したい、失敗したこと

やってしまってから、「あちゃー、これは逆効果だったな」というものが3つあります…

 

一つが、読み聞かせでドラマチックに読んでしまったこと。例えば鬼やオオカミが出てくる時に、ついうっかり怖い声で読んでしまうと、子どもは喜んで聞いていますが後から考えるとマズかったなと思います。

 

次に「モンスターごっこ」に付き合ってしまったこと。わたしを見るなり「キャー、モンスター!」というので、ついつい入り込んで「ガオー」っとかなんとか言いながら追いかけ回してしまいましたがあれはマズかった… 

最初は大喜びなんですが、カドに追い詰められると刺激に耐えきれず泣き出したりすることもありました。

 

演技派のママパパは注意!(笑)

 

最後に、あまり外に連れ出してあげなかったこと。

泣き虫な子でも我慢強く一緒に連れ出してあげればもっと早く外の世界に慣れたかなーと思います。

まぁあの頃は寝不足だったり息子が重すぎたり初めての子育てでいっぱいいっぱい。そんな身体的精神的余裕はありませんでしたがね。

子育ては二度と取り戻せない『輝きと悔い』が残りますね…

 

まとめ

*感覚が過敏で怖がりな子は存在する

*いつも笑顔で

*怖がったら反応は薄く

*前もって準備する

*強い刺激は子供の成長に合わせて徐々に与える

 

 

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