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6・7歳児の特性を知ればイライラしなくなる!

 こんにちは。今朝は冷え込みましたが3人の子供がおしくらまんじゅう状態で寄ってきてホカホカでした♡ こどもってあったかいですよね〜

駄々をこねる人のイラスト(男の子)

さて、先日ズームで日本語補修校の小学校入学前説明会がありました。その時に新一年生の担任となる先生がプレゼンしたのが『一年生ってどんな時期?』というもの。6〜7歳の子供がどんな特徴があるか話してくださいました。その内容が、私が6歳の子育てに抱えていた悩みをズバリすべてズキューンと言い当てたのです。衝撃的だったのでご紹介します。

一年生ってこんな時期 ① 自己中心性が高い

何事も自分中心

「自分だけ」を見てほしい!

人の話に割り込む

人に合わせられない → やりたい遊びが同じな子供と遊ぶ

最初っからいきなり激しくうなずく私。そうそう、そうなんです!6歳ってほんと、「ジコチュー」なんです!!

わがまま、自分勝手、思いやりがないといえば困った子供ですが、「自己中心性が高い」と言われるとなんだか許す気持ちが出てくるのは私だけでしょうか笑。

長男は自分中心で周りが全く見えず、妹を押しのけて泣かせたり、自分の都合しか考えないことがあり困っていました。ケンカが起きると長男がわがままを通し2歳下の娘が折れることが多いです。6歳って「そういう時期」だったんですね。確かに私だって小学校に上がった頃は(も?)自分のことしか考えてなかったよなぁ…。

一年生ってこんな時期 ② 判断力が低い

子供の判断力の低さは本当に呆れることがありますが、そりゃそうですよね、まだ6年しか生きていないんだもの… ちゃんと考えればわかるのですが、先生のような教育のプロにバシッと言われると「判断力が低い」ことがすんなり受け入れられるようになりました。

自分で判断する経験と判断力が圧倒的に欠如している

他律的(親や先生のいうことがルール。自分で状況判断はできない)

自分で判断できないのでなんでもいちいち聞く

息子の参加している一年生のクラスでも、しょっちゅう先生に質問があります。「せんせーい、教科書が見つかりませーん」「せんせーい、緑色の紙がありませーん」とまぁ質問量がすごい。ウザがらずちゃんと答える先生も尊敬。私は何度も同じことを息子に聞かれると「自分で考えなよ…」と絶望的に思っていたのですが、ここはやっぱり耐えるべし…

 

自分のことは棚にあげて他の人がルールを守っていないとすぐに気づき言いつける

我が家では最近「口を閉じてごはんを食べる」というのをよく教えているのですが、4〜5歳の頃は何度言っても治りませんでした。ところが最近になって、妹を指差して「クチャクチャ食べてる!」というようになったのです。「自分もねっ!」とイライラしていましたが、そりゃそうですよね。今までは妹が悪いことをしていても気づかないくらい視野が狭かったのですから、気づくようになったということは成長のステップなんでしょうね。そんなことを思っていたら最近は自分でも気づいて直すようになってきました😭

 お母さんのアドバイスが響かない子供イラスト

TPOの意識が乏しい(敬語が使えない、失礼な行動をとる)

時間感覚が乏しい(コツコツ努力すると大きな成果を成す、なんてことは到底イメージがつかない。目の前のことしか考えない)

息子は最近ピアノを始めたのですが、先生に対する話し方が失礼極まりないので恥ずかしくてたまりませんでした。ところが、先生にそのことを謝ると「全然気にならないよ〜、この年で敬語しゃべってたらかえって変だよ〜」と明るく返してくださったので心が晴れました。これからは息子と一緒に恥をかいていこうと肝がすわりました。少しずつ教えていけばいいんです。時が来れば自分で気づくらしいです…ヒヤヒヤ

一年生ってこんな時期 ③ 自己防衛の本能が強い

安心できる状況で、自信があると強い。やる気満々。

新しい環境への不安、負けそうな状況には弱い。できないことへの不安が認められず取りかかれない。

息子のことを今まで「チャレンジ精神がないなぁ」と思っていました。家ではギャーギャー妹を打ち負かしているのに外ではシュンとしています。私とゲームで負けると途端にやる気がしぼんでやめてしまうことも多いです。「負けてももう一回!」とかかってくるような負けず嫌いさがあればいいのに、と思っていました。

確かに「負けてもいいや、今度はがんばろう」なんて思えるのってかなり成熟してますよね。そう思えるようになったのは私も最近かもしれない…。6歳児はなおさら、「負ける不安」というのが受け入れられないのも無理はありません。10歳くらいまでは人との差を認識できず、「あの子はあの子のいいところがあるけれど私は私」というふうに割り切れないそうです。

私は負けず嫌いなので今まではいつも子供とのゲームでも真剣勝負でしたが、これを知ってからは時々負けてあげるようになりました(笑)

やる気に燃える人のイラスト(男性)

一年生ってこんな時期 ④ 学びに最も適している時期

人生で最もやる気と自信に満ちあふれている

幼児性は残っているが成長への意欲が高い

一年生が成長のビッグチャンスだってご存知でしたか?うまくやる気を引き出す仕組みを作ってあげれば、大きく成長する時期なんです!確かに息子を見ていても、先月とは別人のように毎日進化しているのを感じます。目が輝いていてまぶしい〜✨。

では、成長を促すにはどうすればいいのでしょうか。先生は「親の覚悟」とおっしゃっていました。

子供たちは伸びるための経験や体験を必要としている

トライアル&エラーをさせること

長い目で見ること

子供に寄り添うこと

なんでも一緒に!学ぶ姿勢を持つことが大事だそうです。

子育てにイライラすることについて思う

この説明会を聞いて一番目から鱗だったのは、私が子供の年齢を考えずに子育てをしていたということでした。私だって小児科医ですし、子供が自己中で失礼で不安が強いことくらいわかっています。他人の子であれば「大丈夫、そういう時期ですよ」と言っています。それでも自分の子になると厳しい目で見てしまうものです。

今までわたしはまるで子供に6歳ながら人格者であることを求めていたような気がします。そしてそれがどんなに子供にとって本末転倒な要望だったかもわかり、目が覚めました。いつも他人に思いやりをもちTPOをわきまえ臨機応変に状況判断ができる手がかからない6歳児なんて気持ち悪いです。私だって、子供の頃はおろか今だって少なからず自己中なのに…

もちろん子供がわがままを言った時に注意するのは大事だと思います。道筋を与えてそちらに向かわせると子供は時々驚くほど成熟した行動をします。でもその伝え方ですよね。今わがままな子供だとわがままな大人になってしまうようで、親としての責任、焦りから強く叱っていたことに気がつきました。でも子供は長い長い成長過程の途中。今できないことが今後できるようになって当たりまえ。ちゃんと忍耐をもって教えてないんだもの分からなくて当たり前。そう思うことで心がスッキリしてイライラが激減しました。

結論:私が子育てでイライラしてしまう原因は2つ:

① 子供を知らない → この年齢の子供はどのような特性があるのかを知る。目の前の我が子は何を感じ、成長するために何を必要としているのかを知る。

② 自分を知らない → 自分はなぜこんなにイライラしてしまうのか考える。その深層心理には疲労マックスでこのままコロナを乗り切れるのかという不安や、他人に恥ずかしいという気持ち、子供がこのままの性格で大人になったらどうしようという不安が隠れていた。

 この説明会のおかげで、長男がいっそうかわいくなりました。もちろん今でも疲れている時はキレそうになりますが、イライラするよりも寄り添えるようになってきています。感謝です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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