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子供がそこら中に食べ物/飲み物をこぼす… ウチの解決法

子供はなぜこんなにいろいろこぼすのだろうか…

それはたいてい睡眠不足と疲れがたまってイライラが募っている時ですよ。

「おかあちゃーん、ミルクー」

「え、またぁ?…自分でやってくれない?冷蔵庫のポケットにあるよ、コップは食洗機」

 

 

(ビチャビチャビチャ〜)「…わーーーーーーん!!!」

「おかあさーん、〇〇ちゃんがミルクこぼしたー!」

「… また汚したの!?!?なんでこういう疲れてるときに限ってこぼすんじゃーい💢」

 飲み物をこぼした人のイラスト

なぜ子供はこんなにもこぼすのでしょうか。

 

改めて《牛乳を出してコップに注ぐ》という行為を観察してみると様々な能力を使っていることがわかります。

① 牛乳パックを運ぶ筋力

② フタをあける指の細かい運動能力

③ 牛乳パックを傾けて重さが移って行く変化を感じ、いつ出てくるか予想する能力

④ 牛乳が注ぎ落ちそうなところにコップを配置する能力

⑤ 牛乳パックを程よいスピードで傾ける平衡感覚と筋力

⑥ 牛乳パックの傾きを保持しながら同時に目でどのくらい注がれたか確認する能力

⑦ コップに十分注がれたらすぐに牛乳パックを起こすタイミングを合わせる能力

 

いつも自然にやっているので気づきませんが、子供から大人になる過程で全て習得した能力です。これだけの感覚を身につけることができる人の体ってよくできてるなぁ、と感激してしまいます。

小さい子供を観察していると、いずれかのステップが苦手で失敗してしまうことがわかるでしょう。

ミルク注ぐこと一つでも、たくさんの練習を積み重ね、さまざまな能力を鍛錬して上手にできるようになるのです。

練習が必要なのはわかるけど、毎回掃除するのがツラい!!

子供の後始末をするのをなんとも思わないママもいると思いますが、わたしは辛いです。

なら掃除を自分でやってもらうという選択があります。

我が家では、2歳くらいになって言葉がわかり「原因と結果」が理解できるようになってきたら自分で掃除をしてもらっています。

掃除ももちろん半人前。結局は私がやり直すんですけどね。子供が一生懸命やった後ならいくらでもサポートしたいです。

 

やり方は簡単です。

  1. 子供が届くところに雑巾やナプキンを置いておく
  2. 子供がこぼしたら叱らずに、「こぼしたら拭こうね」と静かに言って雑巾の場所を見せ、拭いて洗濯カゴに入れるところまで毎回誘導する
  3. そのうち「こぼしたから拭くねー」とオートパイロットになります!

子供の年齢と能力に合わせて、いろいろ取り組んできました。ものを落としたら拾う、ゴミを出したら捨てる、おしっこを変なところに飛ばしちゃったら拭く、最近は妹を泣かせちゃったら慰める、とか…

雑巾を絞る人のイラスト 

人生で学ぶべきことはなんでしょうか、失敗しないことでしょうか?いや、

失敗したら責任を取ることです。

 

小さいことからコツコツ積み上げて、失敗を恐れず責任感のある子に育ってほしいと母は願っています。

汚れを最小限にする工夫

小さい子供は初めから何でも一人でできるわけではありません。

子供にとってすごく難しいことを、「さあやりなさい」と眺めているやり方もありますが、それだけでは子供も効率的に学べないし、愛情を感じないでしょう。

子供が少しがんばればできそうなことをやらせてあげて、難しいことはさりげなくサポートしてあげるのが幼児期の醍醐味とも言えます。

例えば先ほどの牛乳を注ぐ件ですが、数々のステップのうち一番簡単なのは牛乳を運ぶことだと思います。最初は冷蔵庫から牛乳を取り出してあげて、コップのところまで運ばせてあげてもいいですし、子供の欲しがるものは冷蔵庫の届きやすいところに置いておくとドヤ顔しながら自分でやってくれるようになります。

運ぶのができたら、次はフタをあけることでしょうか。それができたら一緒に手を添えて注ぐ時の重さを感じさせます。一番難しいのは牛乳パックをほどよく傾けることと、コップがあふれる前に傾けるのをやめることでしょうね。

牛乳の重さによっても難しさは違います。まずはじめに小さいパックから始めてもいいかもしれませんね。

 

我が家ではこぼしても私が発狂しないように、こぼすものはダイニングで飲み食いするというルールがあります。もしこぼさなくなったらリビングのカーペットの上で食べてもいいかなと思っています。

 

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