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生後3日目、赤ちゃんがずっと泣き止まない…できることただ一つ

 

こんなことは教科書に書いていないので知りませんでした。生後3日目の赤ちゃんて泣き続けるってことを。

出産後、退院した直後にはじまる悪夢

アメリカでは経腟分娩だと生後3日目に退院させられます。

新しい赤ちゃん。

ちいさな手足を潰さないように、これでいいのかな、とカーシートにやっとのことで入れ、家に着く。

少し泣き声をあげるだけでどうしたのかな、と心配になる。

ぶかぶかな帽子と洋服を着せて、慣れない体勢で授乳して、さあ寝せよう、って!

寝ないじゃないですか!!!! 

 

うちの子達は3人とも徹夜でした。

赤ちゃんて徹夜するんだ😵 

特に一番目の子の時は初めての体験だったということもあり、はっきりとトラウマとしてその夜のことが鮮明に思い浮かびます。

おっぱいはまだまだ出てきていないのですが、私は赤ちゃんって2−3時間おきに授乳するんだと思い込んでいたんです。なので、おっぱいをあげて、それでも泣き続ける我が子は眠りたいんだと信じて、抱っこして歩き回った。

ダンナと交代で。

2人で途方にくれて。

さっきおっぱいあげたばっかりだもんね、次は寝たいんだよね。。って。

2時間後、少しうとうとしては泣き続ける子にまた授乳して、の繰り返しで夜が開けました。

そして私も旦那も疲れ果て、子供は生後3日目も4日目も体重が増えず、黄色くなり、おしっこも全く出ず、シャワーを浴びながら泣きました。「なんで私からはおっぱいが出ないの…」って。

ところがやっと生後5日目、突然おしっこも授乳も軌道に乗り、寝てくれるようになったのです。

 

2番目の子も覚悟して臨みましたが、やはり3日目の夜、6時間泣き続け、明け方におっぱいをくわえたままやっとうとうとし始める。

4日目に待望のおしっこが出始め夜は一度しか起きず、5日目には体重が増えました。

 

そして第3子。

3日目の夜は毎時間起きてがんばっておっぱいを吸い、4日目に待望のおしっこが出て、5日目にやっと3時間眠れるようになる…。

遠い目😫 3人とも生後3日目の悪夢を乗り越えおっぱいが軌道に乗りました…。

 

母乳育児が軌道に乗るまでのあかちゃんのようす

例外はもちろんありますが、母乳育児が軌道に乗るまでの赤ちゃんの行動には道筋があります。

生後1日目:生まれた後おっぱいを1時間以内にくわえ、その後眠る。1日目は寝ることが多い。おしっこが出始める。

生後2日目:へたながらもおっぱいを頻繁にくわえ、寝る。うんちとおしっこも数回出るので順調なようにみえる。体重は減る。

生後3日目:大きな声で泣き始める。授乳してもすぐにまた泣く。体重は減る。おしっこも減る(3日目は尿が3回くらい出ると理想的なのですが、うちの子達はみんな24時間以上出ませんでした。ぎゃーぎゃー泣く子になんども授乳しているのに、何回おむつをチェックしてもカラッカラの絶望的状況。おしっこよ出ろと祈り続ける。)

生後4日目:おっぱいが張り始める。おしっこがちょろっとで始める。

生後5日目:おしっこもうんちもよく出る。体重が増える。3−4時間寝るようになる。

〜もう大丈夫😌

 

母乳育児が軌道に乗るまでの赤ちゃんとお母さんのからだ

更につっこむと、赤ちゃんとお母さんの中ではこのようなことが起きています。

生後1日目:生まれた後すぐに赤ちゃんは本能でおっぱいを吸う。お母さんは胎盤が出ることによって妊娠中高かった女性ホルモンのエストロゲンとプロゲスタロンが激減。その代わりに授乳に必要なプロラクチンというホルモンが出始める。

生後2日目:赤ちゃんは生まれて来る時にむくんでいて、その水分が出ておしっこが出る。母乳は初乳が出ているが、量は大変少ない。赤ちゃんは胃の大きさが小さく、蓄えもあるので大丈夫。

生後3日目:赤ちゃんの体重は出生体重から減少を続け、おそらく最低値の日。母乳を出すために赤ちゃんもおっぱいを吸い続け頑張る。そう、生きるために、ミルクを確保するために、赤ちゃんは睡眠を削って頑張るのです!!こんなエネルギーが生まれたばかりの子にあるのです! 

おっぱいを吸われることによってお母さんの中でオキシトシンというホルモンが出、おっぱいの噴射を促す&オキシトシンにより赤ちゃんとお母さんの絆が強まる♡ なんて美しいしくみ…

生後4日目:努力が報われ、母乳の量が増え始める!

生後5日目〜:需要と供給のバランスが取れていきます!

 

まとめ:生後3日目はとにかく授乳。何往復でも。

生後3日目の夜は地獄です。赤ちゃんは夜中じゅう泣き続けます。覚悟しといてください。でもこの夜を乗り越えて母乳育児は軌道に乗ります!泣いたら、ただただ右、左、右、左とおっぱいをあげ続けてください。赤ちゃんにとってもお母さんにとっても乗り越えるべき正念場!

生後3日目の辛い時、「ミルクを足しなさい」と言われなくてよかったなぁと今では思います。不安感が大きすぎて、言われたらがばがば飲ませちゃって、母乳が出るのが遅くなっただろうなぁと。

もちろん黄疸など諸事情でそのように指導されれば従うべきなのですが、とにかく3日目の夜は地獄、と覚悟して頑張って頻回授乳し続けると、ものすごく母乳が出るようになります。

乳首を傷めないように授乳姿勢をしっかり習って、頑張って乗り越えてください。

 

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仁王像のような眉毛で泣き続ける生後3日目。三番目の子は泣き顔を撮る余裕が初めて生まれました…

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

  

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