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かんしゃくの種類別に対応を考える

こんにちは。あたたかいのはきもちがいいのですが、花粉が飛んでいますねー…

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さて、子供の癇癪に悩んだことはありますか?

うちは上の子二人がかんしゃく持ちです。

 

いろんな子供を観察していると、かんしゃくにもいろんな種類があることがわかります。今回は種類別にどんな対応をしたらいいのか考えます。

 

かんしゃくの種類

行動には4つの目的があるという考え方があります。

① いやなものを避ける

② ほしいものを手に入れる

③ 注目を集める

④ 刺激への欲求

 

 

 

これは、かんしゃくの種類にもすごく当てはまると思います。

 

子供がぎゃーっと怒り、泣き、暴れている時、

一歩下がって、冷静に観察し、何が目的か考えてみます。

 

こどもの癇癪の目的がわかりやすい注目ポイントは

1:何がかんしゃくを勃発させるか

2:こちらがどんな対応をするとかんしゃくが治るか

3:こちらがどんな対応をするとかんしゃくがもっとひどくなるか

 

かなと思います。

それでは、種類別に特徴と対応を考えてみます。

嫌がる子供のイラスト(男の子)

 

 

① いやなものを避けるためのかんしゃく

典型的なのは、歯磨きしたくない子どもです。

親:歯磨きしなさい!

子:いやだ

親:しないと虫歯になっちゃうよ!

子:ぎゃーーーー!

 

この場合は、かんしゃくは「歯磨きを回避できるまで続く」と考えていいでしょう。無理強いしようとするとかんしゃくはひどくなります。

 

こんな時はどうすればいいのか?

こどもが絶対するべきことと、しなくてもいいことを前もって線引きしておくことですかね。

 

例えば、歯磨きは本当にするべきなのか?

もし歯磨きをするべきと思うのなら、いろんな手段をつかって何がなんでもやらせる。(薬を飲ませる感覚と似ていますね…)

もし今回は歯磨きをしなくてもいい、と思うのなら、初めから「しなさい」と命令系で言わないことです。

 

歯磨きをしなさいと言われたのにかんしゃくを起こしたらしなくてもよくなった!という成功体験があるとまた次回もかんしゃくを起こしやすくなります。

 

本当に嫌なことを無理強いしないように、歯磨きの何が嫌なのか、冷静な時に話し合ったり観察したりすると、適切なサポートができて、かんしゃくも減っていくかもしれません。

 

 

② ほしいものを手に入れるためのかんしゃく

これは典型的なのはレストランでスマホを見たい子供です。

子:スマホ見せて!

親:だめよ、今ごはんたべてるんだから

子:見せて!ぎゃーーーーーーー

 

こんな時たいていの親はスマホを渡してしまうでしょう。他の人に迷惑をかけないためです。かんしゃくは欲しいものが手に入るまで続き、こちらが「だめ!」というたびにひどくなります。

 

これも同じように、公共の場でかんしゃくを起こすと欲しいものが手に入る、ということは子供は無意識にわかってしまっています💦

 

こんな時はどうすればいいのか?

まずは線引きですね…

スマホを絶対にあげたくないのであれば、子供に失敗体験をさせると次回のかんしゃくはもっと弱くなります。例えば、レストランの外に連れ出してかんしゃくがおさまるのを待つ、またはかんしゃくを起こすようだったらレストランを出てしまうのも手です。

スマホをあげてもいいと思っているのであれば、初めから「だめ」と言わず、「じゃあ5分まったらあげるね」などと交渉して、我慢の練習をしてもいいかもしれません。

 

かんしゃくを起こしている子のイラスト

 

 

③ 注目して欲しいかんしゃく

典型的なのは、やきもち焼きな子が機嫌が悪い時です。

 

親:(赤ちゃんを抱っこしている)

子:ママ、抱っこーー(ぎゃーーー)

 

こんな時はほんとうに困ってしまいますね。がんばって抱っこしても機嫌が悪いのは続くことが多いです。

 

「気持ちは責めず、表現方法を変えさせる」という考え方があります。

やきもちを焼いてしまうのはしょうがないけれど、それを伝えるやり方はいろいろあるよね、ということを教えていくことです。

例えば「静かな言葉で気持ちを伝えようね」と練習を重ねていくことはできます。

やきもち焼きな子は、かんしゃくを起こしていない時に注目をいっぱい与えることも助けになります。

 

 

④ 刺激を欲しているかんしゃく

典型的なのは叫ぶ乳幼児です。

何を欲しているわけでもないけど、いきなり叫ぶ子はこれかもしれません。こちらがどんな反応をしてもあまり変わらないです。

 

このタイプは、刺激を欲するところはどうしようもないので、場所を移動するか気を散らせるのが常套手段です。

 

 

 

⑤ パニックのかんしゃく

もう一つ付け足したいのが、パニックで起きるかんしゃくです。

たいてい何か嫌なことがあった時に、不安や悲しみなどの気持ちが溢れ出してどうしようもなくなってかんしゃくのようになることがあります。

 

このようなかんしゃくは、よく起きる状況を避ける、という方法がよく使われますが、我が子を見ていると、パニックを起こした後にその状況に対する不安が減っているのが見受けられます。なので、少しのパニックは見守りながら一緒に乗り越えるのも成長の助けになるのかな、と思います。

 

 

長くなりましたが、一口に「かんしゃく」と言ってもいろんな種類がありますし、たいていの場合は何種類かが混じっていると感じます。パニックで始まったのに途中からほしいものを手に入れる目的に変化している、なんてこともあります。人の気持ちって本当に奥が深いです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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