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母になり別人になってしまった

とにかく細かい汚れが気になる

 

忍耐力がなくすぐイライラする

 

なんでも10手くらい先まで読む

 

口が裂けても言えなかったようなクサイセリフを言う

 

母になって6年。昔は“You look like a high school student!"(あなた高校生みたいね)と患者さんに言われるのが悩みだったのに、今やすっかり老いを感じます。

 

昔飼っていたピレニーズのオスメスが子犬を3回、7〜8匹くらいずつ産んだんですが、そのメスも子犬を産むたびに明らかに年老いていました。顔の周りの毛とかがたるんでいくんです。

 

世の中には子供がいるなんて信じられない美魔女たちもいますが、わたしは写真を見返すと子供を産んだ時からなんとなく母の顔をしている自分が多少残念ですが嫌いではありません。

 

 

母になり性格も変わりました。もはや別人です。

まず掃除、整理、整頓

そんなこと言うとダンナには「はぁ?」と言われそうですが、以前に比べて10000倍いろんなところの汚れに目がいくようになりました。冷蔵庫の裏を掃除したのは初めてです。爪切りがあるべきところにないだけでキレそうです。家事も一応徹底管理しています。

 

これはネスティング(nesting)という巣作り行為と思われます。女性ホルモンのエストロゲン、プロゲスタロン、そして授乳に関わるプロラクチンというホルモンがなせる技です。

ネスティングは妊娠中にも起こる現象で、臨月のお腹で突然家中のカベを拭きはじめる人とかいます。

何を隠そうわたしも、第一子の陣痛が始まってから突然陣痛の合間をぬってカーテンにアイロンかけたりオーブンを掃除したりしはじめた人間です。

 

 

第二に、すぐイライラするようになりました。

我ながら温厚なタイプで通っていたんですが、赤ちゃんが生まれてからはダンナが靴下を床に放置しただけでキレます。

今も家事が溜まっていたり寝不足だとイライラが止まらず、誰とも目を合わさず掃除を黙々とするか、携帯をみながら一人の世界に閉じこもります(可能な限り)。

これは授乳や赤ちゃんとの絆に関わってくる愛情ホルモンのオキシトシンが原因かと思われます。オキシトシンは赤ちゃんを何が何でも愛し守りたいという強い絆を産むと同時に、周りの人々に敵意識(特にダンナ、時々上の子達)を感じ攻撃的になります。

 

 

第三に、なんでも先を先を読むようになりました。

赤ちゃんが「フンっ」と言っただけで、私の頭の中は

(そろそろ昼寝の時間だからぐずり始めそうだな。でも上の子達のごはん中に寝かせにいくと娘が泣くだろうから、少し赤ちゃんに待っててもらおう。でも寝る前にオムツ替えもしたいし… この感じだと15分くらいはもちそうだからとりあえずおっぱいで時間を稼ごう。その後上の子達のトイレついでにオムツを替えて二階に寝かせてこよう)

などと考えています。ママたちは誰でも先を読みますよね。

でもダンナはぜんっぜん違います。大泣きし始めてから、「これなんで泣いてるの?」と言い始めます(怒)

先を読むと言う能力は男性にも女性にもありますが、赤ちゃんの言動から先を読むサーキットが母親脳ではすごく強化されるようです。

女性ホルモンでただでさえ眠りが浅くなるのに、赤ちゃんの泣き声がとりわけ大音量で聞こえる脳になっているので、パパはグースカ寝てるのにママだけ徹夜、なんてことがあるんですよね(泣)

 

 

男性は1日に平均6000語しゃべるのに対して女性は20000語だそうです。わたしは男性脳寄りなこともあって、昔から寡黙なタイプでした。仕事の日は特に、1日の言葉数を使い切って家ではシーンとしていたものです。

ところが子供ができて、

言語化

がありとあらゆる子育ての場面で大事なことに気づき、クッサいセリフを言うようになりました。

「あなたはおかあさんの宝物よ〜」

「あなたがいてくれてしあわせよ〜」

「だいすきだいすきだいすき」

と気持ちを隠さず言うようにしています。

今までの自分じゃありえませんが、慣れると結構平気です。おおげさな愛情表現はアメリカ生活長いのでアメリカ人の影響を受けているのかもしれません。息子はレゴのことで頭がいっぱいで聞いてませんが。

 

長くなったのでこの辺で… オキシトシン言語化についてはまた書こうと思います。

 

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そして今日もわけわかんない写真を100枚くらい消す作業。(携帯ハッカーのしわざ)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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