読み聞かせをじっと聞かない!そんな時試したいこと(3)
こんにちは。
昨日ヒーターをつけました… こたつもつけました… 先週まで34度だったのがウソみたいです。(日中はあったかいけど)
さて、引き続き読み聞かせにすぐ飽きてしまう娘が楽しんでくれるようになった方法をご紹介します。
⑤ ことばを簡単に変え、難しいところは飛ばす
前回の続きになりますが、子供が読み聞かせに集中しないのは往々にして「その子のレベルにあっていない本を読んでいる」、主に「その子に難しすぎる本を読んでいる」のが原因だと思っています。
もちろんちんぷんかんぷんな内容をじっと聞いていられるような子もいるんですが、娘は理解できないことは集中して聞いていられないタイプです。
でも子供は「自分のレベルにあった本を選ぶ」ことはできません。お兄ちゃんがいつも読んでいる本を持ってきたり、手当たりしだいに本棚から本を持ってきて「読んで〜!」と言います。
そんな時、ぜったいに「これは難しすぎるからだめだよ」とは言わないようにしています。
難しいなら簡単にすればいいんです!
娘がずっとハマっている「くまのこうちょうせんせい」
見開きで文章は7文くらいなのですが、娘は最初、「くまこうちょうせんせい」という単語だけで萎えてしまっていました。なので「くまのせんせい」などとわかりやすいことばにします。
簡単にするのは言葉だけではありません。たとえばこの本にはこんなくだりがあります。
おおきなこえは、ひつじくんをかなしくさせるものばかりでした。
よる、ベッドでねているときにきこえてくる、
おとうさんとおかあさんのけんかのこえ……。
おかあさんがひつじくんをしかるときのこえ……。
ひつじくんはこれが原因でおおきなこえを出せない子なのですが、そんな家庭環境や心理的な動きは3歳児には難しすぎます。
難しすぎると子供は興味を失ってどこかに行ってしまいます。
まずは子供のわかるレベルで、興味を持ってもらうように心がけて読むと本が好きになっていっておもしろいです。
⑥ ゆっくり読む
ここまでくればゴールはもう少し!もう少しで普通に読めるようになります!
何回も読んでいるとだいたい内容を把握できてきます。その本が好きになってきたら少しずつ難しい単語も投入していきましょう!
集中力がきれてしまうときにもう一つ試したいのは、
ゆっくり読むこと
です。
意味の無さない言葉を早口で聞かされたら眠くなるだけですよね?
子供も同じで、ゆっくり読むと集中力が増すことがあります!
目安は、
子供が話す速さより少しだけ速く読むこと
です。
これは子供の言葉の発達をうながすのに一番大事なことです。
こどもは少しだけ難しいことが大好きです。
簡単なことはすぐ飽きます。
難しいことはすぐ萎えます。
今のレベルの少しだけ上を提供すると子供の目は輝きます。
少しゆっくり読んでみて、子供がじっと聞いていればしめたものです。様子をみはからって、集中力が高そうなときは難しいところも全部読んでみてください。
その本が大好きになったら、普通の速さで全文読んでも楽しんでくれるようになります。
娘は「くまのこうちょうせんせい」をもう一年以上読んでいますが、最近やっと全部そのまま読めるようになりました。
子供のことばのレベルや語彙力を知っているのはあなただけ。
あなただからこそできる読み聞かせのカスタマイズを楽しんでみませんか?
Happy reading!
最後までお読みいただきありがとうございました。