子供が痛がってパニックになり泣き止まない時
こんにちは。末っ子ちゃんがアマリリスを愛でようとしたらいとも簡単にポッキリと!でも水に挿しておいても無事咲きました!
さて、子供ってよく痛がりますよね… パニックになって泣き止まない時ありませんか?
痛みでパニック
子供はみんな転んだりぶつけたりして大きくなります。
泣いていたら抱っこして、そうしたらそのうち泣き止んで、そして走り出す。そんな光景をみることも多いです。
ところが息子、なぜかパニクる… (パニクるっていいますか?アメリカ生活長いのでもう何が今使われている言葉かわからない…)
大して痛くないだろうっていう転び方でも、泣いているうちにもっとパニックになってもっと泣くことがあります。
泣き声はどんどん大きくなり、顔はもちろんぐちゃぐちゃ、嗚咽で吐きそうになったりすることもあります。人目がない家の方がよく起きます。
特に「すでに不安を感じている時」や「転んだのが自分のせいでなく妹のせいな時」なんかは泣きが大きく、なだめるのにすごく時間がかかります。最初は痛みで泣いているが、そのうちに感情が感情を呼んで火がついたように泣くのです。
今まで効果のなかった対応の仕方
① 抱っこ
抱っこすると感情が大波のように押し寄せてきてもっと泣いてしまうということがありました。感情を吐き出して欲しいとは思いますが、年齢が上がるにつれ、それを泣くことやパニックになることではなくて言葉などで表現してほしいと思っていました。
② 言葉でなだめる
共感の言葉をかけると、ますます感情がつのってパニックになることがあり、かなり難しかったです。他にも落ち着くような優しい言葉をかけたり、一緒に深呼吸をしたりを試しましたが、あまり耳に届かない様子でした。
③ 放っておく
自分だったら、静かな時間で感情を吐き出して沈静化していきたいかもと思い、放っておくことも試しましたが、泣きがおさまることはなく気持ちの切り替えができませんでした。何らかの働きかけは必要みたいです。
④ 叱る
夫が「いい加減もう泣き止みなさい」と叱るとすぐに泣き止むので、気持ちのコントロールの練習にはなっていると思います。でも気持ちを押し込む訓練ばかりしてもしょうがないので、もう少し精神的に健全なコーピングスキルを学んで欲しいと思いました。
痛みを客観的に見る練習
6歳ころに息子にとても効果があった方法がこちらです。
痛がって泣いている時、感情的になる前に近寄っていって、まず「どうしたの、足をコンクリートの角にぶつけたの、それは痛かったね」などと共感の言葉をかけます。そうすると少しこちらに気持ちが向きます。
次に、頃合いを見計らって「さっきの痛みがこのくらいだったら、今はどのくらい?」と両手を広げて聞きます。(前ならえのように)
そうすると息子は少し泣き止み、
… 今はこのくらい
と両手でどのくらい痛みが減ったかを教えてくれます。
もし痛みが減っている場合は、「もうそんなに痛くなくなったんだね、じゃあもうちょっとしたらきっと全然痛くなくなるね」と言って一緒に待ちます。
それが全く減っていない場合は「まだそんなに痛いのかー、よしよし」と撫でて、少したったらまた同じ質問を繰り返します。
この方法で、感情的に泣き続けることがなくなりました。むしろ「まだ最初と同じくらい痛いの!」と言いながら笑うことさえあります。
おそらく、痛みを客観的に見ることで
① さっきよりは痛くないことに気付ける
② 単純に気がそれるので気持ちが切り替えられる
③ こちらも具体的に痛みによりそうことができる
ように思います。しかも痛みが1/3くらいになった、などと算数の割合の勉強にもなる?と密かに思っています笑
痛みを1〜10の数値で表すのは医療界でも一般的に使われていて、医療者が痛みを理解するのにも、自分の痛みを客観的に評価するのにも効果的です。
この方法をつづけていたら、いつの間にかパニックになることも激減して使わなくなりました。今は少し共感の言葉をかけるだけで満足して、すぐに走り出します。大きくなったなぁ。
最後までお読みいただきありがとうございました。